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積水ハウスVSセキスイハイム(空調・換気システム編)

 

積水ハウスもセキスイハイムも高機能な空調、換気システムを備えたハウスメーカー。

 

では、どちらがどのように優れ、どこが劣っているのかを考えてみます。

 

積水ハウスもセキスイハイムも、グレード毎によって目的や仕様が異なっているので、優れている、劣っているというよりは、その両社のシステムがご自身に合うか、合わないかの分析になってしまいますが。。。

 

 

 

積水ハウスでは「標準仕様のハイブリッド換気システム」と「熱交換機能付きアメニティー換気システム」が代表的です。

 

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ハイブリッド換気システムのメリット、デメリット

 

ハイブリッド換気システム

 

まず、ハイブリッド換気システムについて、給気口から自然の力で宅内に空気を流入させ、排気は換気扇で汚れた空気を宅外へ送る「第三種換気」。

 

工務店でも使用されている一般的な換気システムではありますが、積水ハウスの換気システムは屋根裏からの換気扇で、空気を排気しています。

 

最も宅内の汚れた空気が集めやすい箇所に、排気換気口を設置することで、効率よく汚れた空気を排出させます。

 

最も設置コストが安く、ランニングコストも抑えられるという換気システムなので、他のこだわり部分に費用を回すため、ハイブリッド換気システムを採用される方も多いと聞いています。

 

冬場は、換気扇をOFFにしても、自然換気の力で宅内の空気が上昇して排出させる事が出来るので、さらに電気代には優しいシステムですね。

 

ただ、給気口のフィルターはゴミ、チリなどの大きい粒子は防げますが、微粒子は通過してしまうので宅内に汚れた空気が流入する可能性があります。

 

数ヶ月に1度は全てのフィルターを掃除するのも大変だし、それを怠ればフィルターの機能が低下する恐れも。

 

この点は、花粉症などアレルギー体質の方には向かない方もいらっしゃるのではと感じます。

 

また、部屋ごとに給気口が設けられるため、外部からの騒音が宅内に入ってくるなど、遮音性が低下することも心配されます。

 

通りの多い道路に接して家を建てられる方や、音に敏感な方はアメニティー換気システムの方が良いかもしれませんね。

 

空気環境にこだわりたいが、どうしても、予算の都合上でハイブリッド換気システムにせざるを得ないなら、ビルトインの空気清浄機「AirMe」(エアミー)の採用を考えてみられてもと思います。

「AirMe」(エアミー)

 

「AirMe」(エアミー)は、天井埋め込み型の空気清浄機で、2層の内蔵フィルターがホコリや花粉、PM2.5などの細かい粉塵、さらにホルムアルデヒドやペットの匂いまで除去してくれる優れもの。

 

これだけで、宅内全ての空気がキレイになるものではありませんが、コストと空気環境のバランスを考えて検討されても良いのではないでしょうか。

 

セキスイハイムの第三種換気システムとの比較

 

ちなみに、セキスイハイムも快適エアリーを採用しないとなると、積水ハウスのハイブリッド換気システムのような「第三種換気システム」になります。

第三種換気

 

セキスイハイムの第三種換気の場合は、積水ハウスのように天井に排気口がなく部屋壁の側面に設置されます。

 

天井部の一箇所から集中排気する積水ハウスのシステムとは違い、セキスイハイムは部屋によっては給気口と排気口の2つを設置するので遮音性がさらに心配です。

 

24時間換気としての最低限の換気システムになるため、積水ハウスのハイブリッド換気システムより性能は劣るのではと考えます。

 

セキスイハイムの熱ごもりの工夫として、「起風天窓」というものがあります。

 

起風天窓

 

天窓の明り取りとしても役割を果たしていますが、メインは真夏の日中の熱気を天井から逃がしてくれるものです。
(フラット屋根のパルフェ、Bjには特に、太陽熱が強く降り注ぐので必須かも)

 

 

 

快適エアリーで冷暖房機能を2階にも対応させているなら必要性を感じませんが、第三種換気の場合は特に「起風天窓」があった方が良いと思われます。

 

というのも、熱ごもり対策以外に換気機能としても役立ってくれるからです。

 

積水ハウスのハイブリッド換気システムのように換気扇は設置されていないものの、暖かい空気は上昇するという自然の作用を利用して、汚れた空気を天井から排出してくれるものになるのです。

 

換気機能は、おまけ的なものなので、「これだけあれば大丈夫」というわけではありません。

 

また、雨の日は自動センサーで天窓が閉じるようになっているのでその点もご注意を。

 

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アメニティー換気システムのメリット、デメリット

 

アメニティー換気システム

 

宅内の空気環境を高めようとすると、やっぱりサイクロンユニットや高性能フィルターを備えたアメニティー換気システムがオススメです。

 

サイクロンユニット

サイクロンユニットでは、粒子の大きなゴミやチリを取り除いてくれます。
(花粉は約80%除去してくれるようです。)

 

サイクロンユニットを通過した空気は、次に控えた高性能フィルターが花粉を100%除去するうえに、排気ガスやPM2.5も取り除く機能をもっているんです。

 

これによって、第三種換気とは格段に違った空気環境を作ってくれそうですね。

 

また、窓を開ける機会があまりないので、宅内にホコリやチリが積もらず掃除も楽になるかも。

 

内装に流行りを取り入れようと、間接照明や吹き抜けを作ってしまうと、どうしても窪みの部分にホコリが溜まったり、手が届かず、掃除の出来ない高さにチリが積もったりと苦労するんですね。

 

だからといって、ついつい掃除の手間のかからない仕様にすると、気づけば「面白みのない、有りきたりな間取りや内装」になってしまうんです。

 

そのような悩みを吹き飛ばす、ゴミ、チリの溜まりを気にせず、オシャレな間取りを安心して作り出せるアメニティー換気システムって素敵ですよね。

 

ただ、上記のようなメリットがある反面、

 

 

花粉や粉塵を除去してくれるサイクロンユニットは「思ったより大きかった」という声もあります。

 

1階と2階のたった2箇所とはいえ、気になる人にとったら室内のインテリアや内装の妨げになりそうなぐらいの大きさなので、なるべく目立たないような場所に設置する必要がありそうですね。

 

また、アメニティー換気システム自体は冷暖房機が含まれていないので、エアコンなどの空調システムは別途、設置しなければならないのです。

 

新築時から全部屋にエアコンを設置される方は少ないと思いますので、先を見越してどの場所にエアコン室外機を置くのか、あらかじめ検討しておきたいですね。(室外機の複数の積み重ねは外観を損ねます!)

 

あと、注意したいことが、リビングなど部屋内の一部のみ冷暖房しているケース。

熱交換デメリット

 

アメニティー換気システムは、宅内全体の空気を循環させて排出時に熱交換するシステムでしたよね。

 

ということは、例えば夏のリビングの温度は冷房によって25度まで下がっている状態でも、他の空調の効かせていない部屋は30度以上と熱がこもっているわけです。

 

それらの空気を合わせて一緒に熱交換するということは、「熱交換の効率を下げているのでは?」と感じてしまいますよね。

 

特に、断熱性の高い積水ハウスの家は、夏の夜などは日中の熱がこもっている影響で、宅内温度の方が高い場合も多々あります。

 

つまり、夏場、宅内より外気温が低い状態の時に、熱交換をしてしまうと夏なのに生暖かい空気が宅内に流入してくることになってしまいます。

 

幸い、この換気システムは1階、2階と給気口が分かれているので、宅内全体の空気が直接混合することは考えにくいものの、間取り次第では安心できませんので設計士と慎重に検討したいものです。

 

熱交換システムを有効活用しようとすると、間仕切りの少ない間取り、また吹き抜けの多い空間をつくって全体にエアコンなどの冷気(暖気)を行き渡らせる工夫が必要になってきそうですね。

 

もうひとつの注意点。

 

宅内を効率よく熱交換するアメニティー換気システム。でも、臭気や湿度の高い部屋まで熱交換や湿度交換をするわけにはいきません。

 

臭気が宅内に入ってきたり、高い湿気のおびた空気が入ってくると、住宅環境にも良くないわけですから。

 

ということで、トイレ、キッチン、浴室は個別に換気扇を設置して空気を排出しているのですが、外の環境(風の強い日など)に左右されてしまうと花粉などの流入の恐れがあるので換気扇の設置位置など注意したいところです。

花粉

花粉症の方には嬉しい換気システムでも、何かと一長一短があるもの。

 

ご自身の目的や許容範囲と相談して決めていって下さいね。

 

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セキスイハイム快適エアリーとの比較

 

快適エアリーは、積水ハウスのアメニティー換気システムの空気清浄性能と比べてあまり変らない様子

 

ゴミ、チリはもちろん花粉、PM2.5まで幅広く捕集してくれる高性能フィルターはセキスイハイムも積水ハウスも同じ。

 

フィルターメンテナンスについて細かいことを述べるなら、数ヶ月に1度、セキスイハイムならプレフィルター1箇所、積水ハウスならサイクロンユニット2箇所の掃除になりますね。(掃除は出来るだけ簡単な方が良いですから)

 

快適エアリーも汚れた空気をキレイに清浄して宅内に供給するので、部屋内にホコリも溜まりにくいですし、掃除も楽になるのは、積水ハウスと同じです。

 

また、冷暖房していない部屋との空気が混合することで熱交換の効率が落ちてしまうことや、キッチン、トイレ、浴室に個別換気扇を設けているので、多少は外部からの汚れた空気の流入は避けられないことも同じです。

 

快適エアリーの場合は、1階のみに冷暖房機能を採用されるよりも、1階、2階とも全ての範囲で温度管理をしているほうが、熱交換システム的には有効に働きますね。
(夏、冬シーズン中は冷暖房機能をONにしたままになりますが)

 

さらに、快適エアリーを宅内全対応にしておくと個別エアコンの設置が不要なので、部屋内がスッキリするしインテリアも損ないません。
(例えば、ダウンライトのすぐ横にエアコンがあると殺風景ですよ)

 

 

積水ハウスのアメニティー換気システムは個別エアコンが必要な上、サイクロンユニットが「デカデカ」していることろが残念です。

 

せっかく、間取りの自由性や内装での評価が高い積水ハウスなのにと感じてしまいます。

 

 

快適エアリーで気になるところは、部屋の隅の床に設置されている「ガラリ」と「吹出グリル」です。

 

床ガラリ

セキスイハイムは、暖房時に床下に熱をこもらせて熱気を宅内に伝えるために格子状のガラリを設けています。

 

当然、床下空間と宅内の部屋の空気が行き来できる箇所で1階のみですが複数個、部屋の隅に設置されているのです。

 

虫やゴミが落ちないように網で保護されていますが、それでも細かい虫やホコリ、チリなどがガラリを通じて床下に落ちでしまうこともあるのではと心配になります。(床下空間も宅内とよく似た温度や湿度環境なので虫にとっても居心地は良いハズ)

 

「小さいお子さんがイタズラで物を落としたり、ジュースなどをこぼしてしまう事もありえる!?」のではと気になるのです。

 

また、いくらフィルターで空気を浄化しているとしても、宅内のチリ、ホコリは皆無にはできませんから、床から空気を吹き上げる際にホコリまで舞い上げてしまう心配もあります。(チリ、ホコリは吹出グリルのある隅っこに溜まりやすいですから)

 

なお、2階にも、換気用の吹出グリルが床に設置されているので、ホコリなどの巻き上げの心配は消えません。

 

「緩やかな空気を送っているので巻き上げの心配はない」とセキスイハイムの営業担当は言いますが、「本当に大丈夫なのか」と気になるのは私だけでしょうか?

 

 

気密性が良くないと熱交換の効率が下がる!?

 

換気システムは計画的(2時間ごとに宅内の空気を入れ替える)に行わなければなりません。

 

第一種換気は機械で空気を宅内へ取り込み、機械で空気を外へ吐き出させるので計画的に換気が行いやすいのです。

 

また、熱交換システムを効率よく動かそうと思ったら、住宅に隙間が多いと問題です。
(住宅の色んな隙間から直接、空気が流入してしまったら、宅内温度を安定させられませんからね。)

 

なので、住宅の隙間をなるべく作らないという気密性の高い仕様でないと、せっかくの熱交換システムの効果が半減してしまうんですね。

 

そこで、積水ハウスとセキスイハイムの気密性(C値)を調べてみると、

 

積水ハウスは「公開していない」(おそらく5.0cm2/㎡)

 

セキスイハイムは「2.0cm2/㎡」

 

とされているんです。
※気密性(C値)・・・建物にどの程度、隙間があるかどうかを示す指標で、数値が小さいほど隙間が少ないとされています。

 

測定

積水ハウスが公開していないのは、
「お客様が決める間取りや仕様によって邸別ごとに異なる為」

 

ということですが、何だか腑に落ちないところがありますね。
(セキスイハイムは邸別ごとに公的測定法に基づいて気密測定をしているのに。。。)

 

一般的な高気密住宅と呼ばれている仕様で考えると、おそらく積水ハウスの気密性能値は「5.0cm2/㎡」程度であると思われます。

 

住宅に隙間が生じやすい箇所として「コンセント」、「照明スイッチ」、「窓サッシ」、「屋内配管周り」「壁と壁(床)の継ぎ目」などがありますが、セキスイハイムはそれらの箇所に気密テープを貼ってふさぐ徹底ぶり。

 

どこまで、気密性を高めることができるのかというチャレンジ精神も感じられ評価は高いですね。

 

そういうことから、快適エアリーの熱交換システムの方が、積水ハウスのシステムより効率が良いと言えそうです。

 

 

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機械ものは壊れると大変!

 

故障

いつも使用している家電が壊れると、とても焦りますよね。

 

例えば冷蔵庫や食洗機、オーブントースター、テレビなど。

 

買い換えれば、解消できる小型家電などはまだマシですが、それがシーズン中のエアコンなどの冷暖房機器が壊れたらどうしようもありません。

 

機械ものも十数年経つとボロが出てくるものだから仕方がないとはいえ、出来れば、困ったときでもすぐに修理がしやすい単純な機器が望まれますね。

 

そこで、セキスイハイムの快適エアリーがいきなり壊れたらどうなるでしょう?

 

1階だけの冷暖房対応の快適エアリーでも、1階にメインの居室をおいてる方は空調がストップして困りますし、1階、2階ともに冷暖房機対応の場合は、宅内全体の空調管理が行えず、とてもじゃありませんが暑さや寒さで家に居てられないですよ。

 

大掛かりな機器の搭載された住宅は、「急に壊れて使えない」「修理に日数がかかる」「修理費が膨大」などのデメリットを抱えている分、安心はできませんね。

 

その点でいえば、積水ハウスのアメニティー換気システムは主だった機器は熱交換器だけなので安心なのではないでしょうか?

 

先進的な技術の便利さの裏には、突如起こるトラブルに対応しにくいという面も含んでいるのですね。

 

快適エアリーはそのデメリットにすぐに対応できるように、日頃からのメンテナンスが必要になります。

 

 

積水ハウスのエアシーズン

 

エアシーズン

 

エアシーズンは全館空調ですが、三井ホームと同じ東芝製を使っています。

 

東芝製全館空調は宅内に半畳スペースをとって全館空調の機器を置く必要があります。

 

馬力はあるので建坪が大きい場合も対応可能ですが、半畳スペースを機器設置のために取らなければいけないことに抵抗を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

また、気密性の高くない積水ハウスに全館空調は少し、もったいない様に感じます。

 

宅内全てに、シーズン中は冷暖房を入れっぱなしにすることが基本なので、隙間が多い住宅は暖気、あるいは冷気が逃げて行って熱効率が悪くなってしまいます。

 

実際、営業担当が積極的に勧めていないので、もしかすると話題性や流行りに乗るために「全館空調」をシステムレパートリーに入れたのかと疑ってしまいます。

 

とはいえ、大家族がひとつの住宅に住む世帯構成では、各部屋ごとにエアコンをつける必要があるなら全館空調にしてしまったほうが、集中管理ができて良いでしょうね。

 

各部屋ごとにエアコンをつけるとなると室外機もエアコンの数だけ必要になるし、エアコン設置のために外壁に穴を空けなければいけないので、気密性や遮音性が低下してしまいますから。(全館空調なら建坪40~50坪程度なら室外機2個でOKですよ)

 

電気代についても個別の部屋ごとに、それぞれの人の意思でエアコンスイッチの入り切りを繰り返すぐらいなら、つけっぱなしの方が安くなるそうですからね。

 

あと、大きなメリットとしてエアコン室内機の設置が不要になるので内装がスッキリすることです。

 

積水ハウスには、「間取りの自由度」や「流行を抑えた内装建材が豊富」という強みがありますので、内装インテリアを邪魔しないことは大きなメリットです。

 

また、全館空調であれば暖気あるいは冷気が他の部屋に逃げていくなど光熱費を気にせず、大空間や吹き抜けを自在に取り入れることができるので、流行りに敏感な方にも受け入れられやすいかも知れませんね。
(全館空調機器の置き場所だけは配慮が必要ですが。。。)

 

 

セキスイハイムの快適エアリー

 

快適エアリー

 

快適エアリーの冷暖房機能は床下一台だけだと、1階しか対応できないことは先に記述したとおりです。
(空気清浄や換気機能は1階2階ともに対応範囲です)

 

なので、1階への冷気や暖気が2階へ漏れて行かないように、それなりの工夫が必要になってきます。

 

つまり、1階だけの快適エアリーでは、大空間や吹き抜けが作りにくくなるのです。
(ただでさえユニット工法は間取りの制限が厳しいのに、さらに間取りに支障が出てくるわけです)

 

セキスイハイムのスタンスでは2階には個別エアコンで対応すれば解消できるというものでしたが、床下に大掛かりな機器を入れるのに、2階は個別エアコンで対応という中途半端さが気になるところです。

 

営業担当によって、2階は快適エアリーを設置せずに、最初から2階には個別エアコンでの対応を勧めてくる方もいるようです。

 

理由は個別エアコン設置の方が「コストが安いこと」、快適エアリーの暖房だけでは、「寒いと感じる方がおられること」だそうです。

 

確かに安ければ1台6万円前後で購入できるエアコンを4つ設置しても24万円程度ですから、2階設置だけで50万円もする快適エアリーを勧めにくいのでしょう。

 

ちなみに1階は床下に暖気を吐き出す機能がついているので、それなりに暖かいようですが。。。

 

また、年中、春の気候を意識している快適エアリーですが、地域によれば「快適エアリーだけでは寒い」ということで、別に個別エアコンやその他暖房器を併用して設置されている施主様もいらっしゃるようです。

 

それを思うと「快適エアリーってどうなの?」

 

ってなるわけですが、冷暖房としての機能を期待するより空気清浄や換気機能メインとして考えたほうが良いのかと感じます。

 

そもそも、冷暖房機能に関しては、比較的気候の安定した中日本地域用なのかも知れませんね。

 

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エアシーズンVS快適エアリー

 

積水ハウスのエアシーズンはセキスイハイムとは違って、全館空調システム1台で宅内全てを、冷暖房、空気清浄、換気、除湿、加湿を行うものでしたよね。

 

快適エアリーは厳密にいうと全館空調ではありませんが、1階、2階冷暖房対応として考えてみます。

 

冷暖房機能

冷暖房

冷暖房機能はやっぱりエアシーズンの方が上回るでしょうね。

 

馬力の高い空調システムが入っているので、よほど暑すぎる寒すぎるという気温が偏った地域でない限り、苦労されることはないでしょう。

 

大手有名メーカーの東芝全館空調システムなので、信頼性もありますしメンテナンス体制も万全。

 

維持費は多少、覚悟しなければなりませんが一年中、宅内全体の快適温度が約束されています。
(東芝とのメンテナンス契約必要。メンテナンスは希望により年1回~2回選択。1回の費用12,600円)

 

一方、快適エアリーの快適という概念は「一年中春をイメージした気候」。

 

健康を阻害しない程度の温度設定が基本なので、冷暖房機能としては馬力がそれほど強くないんです。

 

なので、気温が不安定な特に寒冷地などは向かないシステムだと正直感じます。

 

 

空気清浄、換気機能

空気清浄

 

空気清浄機能や換気機能はエアシーズン、快適エアリーとも大差はなく粒子の大きい花粉、黄砂はもちろんPM2.5まで対応したものです。

 

2社とも高性能な空気清浄や換気機能を持っているので、どちらを選択しても失敗することはないでしょう。

 

ただ、セキスイハイムの気密性能が高い分、快適エアリーの機能の方が有効に働くことが予想されます。

 

 

設置コスト

 

一般家庭の建坪35~50坪で

 

エアシーズンの設置平均コストは300万円程度。

 

快適エアリーは1階、2階冷暖房設置対応で120万程度。
※1階のみ約70万円、2階で約50万円

 

となっています。

コスト

 

さらに維持費や電気代が乗ってくることを思えば、少し抵抗がありませんか。

 

積水ハウスは特に、高価格帯のメーカーなので、さらにこの金額が加わると何だかハードルが高いですね。

 

快適性にこだわるならエアシーズンですが、設置コストを考えると、1階のみの快適エアリーに傾くお客様の気持ちも分かります。

 

 

電気代(参考価格)

※基本1日中運転

 

電気代

エアシーズンの電気代は低圧電力契約を結ぶことになるので、低圧基本料金5,000円はかかってきます。

 

低圧電力基本料+使用量料金となるので、通常、月8千円~9千円程度は覚悟が必要で、真冬や真夏のシーズン真っ只中になると

 

月2万円~3万円程度にも膨れ上がる場合もあります。

 

春、秋は冷暖房機能は使用しないのに、空気清浄、換気機能のみでも月8,000円かかってくるのは痛いですね。
(低圧電力基本料5000円+空気清浄、換気機能電気代約3,000円)

 

 

一方、快適エアリー1階、2階冷暖房対応では、安い時で月約3,000円~4,000円。
※お出かけモード、オススメタイマーを最大限利用

 

真冬や真夏でも約1万~2万円だと言われています。

 

エアシーズンは、快適性が高い分、やっぱり比例して電気代も高くなるんです。

 

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まとめ

 

積水ハウスのエアシーズンは、エアコン室内機や室外機を設置して、室内や屋外のインテリアや景観を損なうことに抵抗がある方には最適です。(室内や屋外が、見ため的にスッキリします)

 

また、大世帯など住宅のほとんどの部屋を使用しているなら、全館空調にしてしまったほうが温度や湿度の集中管理ができて便利です。

 

でも、建築費に余裕のある方でないと設置コストや維持費の面で苦労されるかもしれませんね。

 

 

花粉症などの悩みを持たれている方は、アメニティー換気システムがオススメです。

 

エアシーズンもキレイな空気環境が約束されていますが、全館空調まではという方はアメニティー換気システムが良いかもしれません。

 

エアシーズンのように年間のメンテナンスも不要ですし、例え故障したとしても簡易的な修理で終わるようですから。

 

熱交換システムも付いているので、計画的に個別エアコンを作動させたり、間取りを工夫することで、大幅に光熱費を抑えることもできるでしょう。

 

 

ハイブリッド換気システムは積水ハウスの中で、最も採用される方が多いそうです。

 

維持費や設置コストが安価なことや、積水ハウスの空気環境に信頼をおいている結果なのかも知れません。
(積水ハウスには空気環境配慮仕様「エアキス」がありますからね)

 

 

セキスイハイムの快適エアリーは賛否両論ありますが、東北地方などは快適エアリーだけでは寒いようなので、別に暖房機を併用するか、最初から快適エアリーを設置しないで個々の暖房器で対応するほうが無難かも知れませんね。

 

快適エアリーの大きなメリットは、やっぱり空気清浄

 

小さい子供や赤ちゃんがおられる家庭は、空気環境の良い中で居させてあげたいと思うでしょう。

 

快適エアリーは、一般の空気清浄機のように宅内に入ってきた空気をキレイにするものではなく、宅内に入る前にキレイにする機器です。

 

なので、宅内全ての部屋が、それこそ日本アルプス級の空気環境になるので、お子様の健康を考えたシステムであると言えますよ。

 

フィルターのメンテナンスも簡単に出来ますし、その点は評価は高いです。

 

いずれの換気システムもメリット、デメリットはあります。

 

ご自身、ご家庭のライフスタイルや、世帯構成も考慮した上で、一番良い選択をされることを祈っていますね。

 

 

積水ハウスの空調・換気システム

 

 

セキスイハイムの空調・換気システム

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