セキスイハイムの空調・換気システム
セキスイハイムの空調換気システムで代表的なものは「快適エアリー」というものです。
快適エアリーは冷暖房や換気、除湿を備えたシステムでオプション仕様で加湿効果も加えることが出来ます。
何だか全館空調みたいですが、快適エアリーの範囲は基本的に「1階対応」です。
(1階対応のみでも空気清浄や換気機能は1階2階共に付いています)
もちろん、1階2階ともに快適エアリーを設置することは出来ますが、それは予算の範囲で考える必要があるでしょう。
快適エアリーは熱交換システムも備えているので、宅内に新鮮な空気を給気するときも適度な温度で取り入れることが出来ます。
必ずしも全館空調にする必要がないので、予算や間取りにあわせて空調管理できるところが魅力ですね。
快適エアリーの仕組みを単純に説明すると、床下にエアコンを設置して床下から宅内へ空気を送るというもの。
(1階2階ともに対応させる場合は、2階の一部に半畳スペースを設けて冷暖房ユニットを設置)
下の写真は床下の快適エアリー装置
ボタン一つで床下エアコンの制御が出来ることやシーズン中は冷暖房機能をつけっぱなしにして使用することは、全館空調と操作はよく似ています。
「全館空調システムの冷暖房は基本的にシーズン中はOFFにしない」
と知らされたときは、そもそも使わない部屋があったり、不在の時もあるのに
「なんて、もったいない」
と思いましたが、入切りして使用するよりは格段に電気代が抑えられるとのこと。
セキスイハイムはじめ全館空調を採用しているハウスメーカーに聞くと、冷暖房を起動させるときに一番エネルギーを使うので、
「エアコンを使った時間」ではなく「エアコンのスイッチを入り切りした回数」を意識して使用するほうが電気代が安いというのです。
通常のエアコンで実際、調査された結果でも証明されているようなので、参考にしたいものです。
そんなことで快適エアリーを1階、2階全てを空調しても年間通して月平均6,000円以内。
手動で風量などキープ運転の設定もできるし、人感センサーも付いているので人の不在時には無駄な電力を防ぐなど、節電もできますよ。
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快適エアリーの空気清浄性能
快適エアリーの空気清浄機能はどの程度なのでしょうか。
フィルターは3層構造になっていて花粉や黄砂はもちろん排気ガスなども除去できるものになっています。
第1層(プレフィルター)
比較的大きい0.5mm以上のゴミを除去する
第2層(除塵フィルター)
大気の10μm以上のチリを除去する。
花粉を99.9%以上、黄砂を約93%を捕集する。
第3層(NO2フィルター)
1層、2層で除去できなかったより細かい粒子を除去する。
排気ガスなどのNO2を80%以上除去する。
PM2.5もこのフィルターで除去する。
高性能を誇るフィルターですが、2~3ヶ月に一度はプレフィルターに掃除機をかけるなどしてメンテナンスが必要だそう。
また、2層目、3層目の除塵フィルター、NO2フィルターは5年に一度、有償での交換メンテナンスが必要です。
高機能なフィルター性能を維持するためには仕方がないのですね。
快適エアリーの冷暖房機能の特徴
一般的な壁掛けエアコンは上から下方向へ空気を送るのですが、快適エアリーの場合は床に設けた吹出グリルと言われる吹き出し口から天井へ向かって空気を送ります。
(※2階の快適エアリーは上から下方に冷風を送っています)
壁掛けエアコンの場合は直接、人に冷風が当たったり、床へ冷風が吹き付けるので足元が冷え過ぎたり、不快感があったりしますよね。
快適エアリーは部屋隅の床面から柔らかい冷風を吹き上げるので直接、冷風が当たることがありませんし、天井面まで冷風が届いて部屋の上下の温度差を少なくすることが出来るのです。
また、一般的なエアコンは対面キッチンなどの障害物があれば部屋全体に冷風を送ることができずに、一緒の部屋内でも温度差が生まれてしまいます。
その点、快適エアリーは天井近くまで一度、冷風を送ってから弧を描くように部屋に冷風を送るので、障害物があったとしても、水平温度差は軽減できるんです。
水平温度差を軽減させるもう一つの秘密は、冷暖房の「吹き出し口」と「吸い込み口」を適切な距離で設置することで、より遠くへ冷気や暖気を送るように設計されていることにもあるんですよ。
また、他の快適エアリーの冷暖房の特徴としては「柔らかい風」と湿度調整がポイントとなっています。
通常のエアコンであれば、部屋内の温度調整が難しく、寒くなり過ぎだったり温め過ぎで暑くなる場合もあるでしょう。
快適エアリーの柔らかい微風とも言える空気は、春の気候をイメージしているのだそうです。
なので、ひょっとしたら推奨の温度設定では物足りないと感じられるかもしれませんね。
そもそも、セキスイハムの考え方は、体の健康を第一に考えた宅内環境を目指しています。
人間の発汗機能を失わせないように、暑すぎず、寒すぎずで、例えば夏場は温度設定を少々高めにしたとしても湿度を落とすことで快適な環境を作り出す配慮もされています。
そういった考え方が快適エアリーにも反映されているんですね。
(もちろんお好みで、ガンガンに冷暖房を効かすことも出来ますが、健康のためには避けたほうが良さそう。。。)
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鉄骨住宅なのに床が冷えないのは!?
鉄骨住宅に住んでおられる方の口コミで多いのが「冬の底冷えがヒドイ」ということ。
各ハウスメーカーも基礎断熱や床に断熱材を敷いて、底冷え対策をしているけれど、実際、住んでいる方の意見を聞くとまだまだ改良を望む声が。
でも、セキスイハイムならその心配は無さそうですよ。
というのも、快適エアリーは宅内へ暖房風を吹き上げるだけでなく、床下空間にも暖気を吹き出して底冷えを防いでくれるんです。
住んだ人の感想を聞くとジンワリ足元が温まってくるというものでしたが、底冷え対策にも優れている快適エアリーに改めて驚かされました。
これは冬の暖房時と除湿時のみの機能なんだそうです。
セキスイハイムに聞いてみると冷房時には、床空間を冷やしてしまうと足元の冷えにもつながったり、最悪、結露が生じる恐れがあるからだとのこと。
床下空間を温めるという発想は、快適エアリーから始まったものではなく、
以前は、ウォームファクトリーという床下に蓄熱暖房機を何箇所か置いて温めていたものを、今は快適エアリーがその代わりをしているんですね。
これには、蓄熱暖房機が環境に良くない、また電気代がかかりすぎるということで、エアコン機器に変更された経緯もあったようです。
現在もウォームファクトリーは存在していますが、蓄熱暖房機ではなくヒートポンプを利用した環境にやさしい温水を使った放熱器に代わっていますよ。
ウォームファクトリーは冬場、1階のみの暖房器としてしか用途はないですが、予算や間取り、またライフプランなどを考慮されて採用してみてもいいのではと思います。
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