積水ハウスの外壁
積水ハウスの外壁のラインナップは、「コンクリート」「サイディング」「セラミック」とありますが、その中でも
「コンクリート外壁」の「ダインコンクリート」は有名です。
ダインコンクリートは、特殊なコンクリートで積水ハウスによって改良された、劣化しにくく、耐久性もある、とても強力な外壁です。
その秘密は、コンクリートを構成する結晶にあるようです。
この「トバモライト結晶」という構造体は、「加熱や水によってそれ以上の化学変化を起こさせない」もので経年劣化の無い性質なのです。
日本は多雨、多湿で温度差が激しい気候風土ですが、そのような外的環境に左右されることなく、長期間たってもヒビ割れもなく、外壁の美しさを保つことが可能なのです。
また、ダインコンクリートの耐久実験でも、圧縮平均強度は12.7N/mm2(130kgf/cm2)という数値を記録。
これは、10cm×10cmのダインコンクリートの上に、13トンのロードローラーが乗っても耐えられるというのだから驚きですよね。
私も実際、実験現場でピッチングマシーンを使って、野球の硬球ボールが何どもダインコンクリートに打ち付けられているところを見ました。
色々なコンクリートが衝撃に耐えられずに崩れたり、穴が空いている光景を目にする中で、ダインコンクリートだけが全くビクともせず、破損がなかった。
そんな強度にビックリし、ダインコンクリートの魅力を痛感しました。
実験結果では、圧縮強度だけでなく、引っ張り強度2.0N/mm2(20kgf/cm2)、曲げ強度3.4N/mm2(35kgf/cm2)を記録し、これも
他メーカーが使用している軽量気泡コンクリートよりも高い数値なんだそうです。
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ダインコンクリートの特徴
ダインコンクリートの内部の気泡は「独立気泡」
独立気泡が、なぜ良いのかというと、
第1に「軽いこと」
第2に「防水、防湿性がある」
第3に「凍害を防ぐ」
第4に「耐火性がある」
というメリットがあるからなんです。
「軽いこと」は、地震に有利です。
地震の力は建物の重さに比例するので、軽い建物に越したことはありません。
特に、屋根瓦や外壁は極力、軽いものにした方が、地震の揺れが軽減できるという結果は、周知の事実です。
ダインコンクリートは、コンクリートである以上、サイディングやモルタル外壁に比べて重いのですが、コンクリート内部に気泡があることで、軽石のような仕組みで重さを軽減しています。
「防水、防湿性」を備えています。
もし、外壁の内部の気泡同士がそれぞれ、つながっていたら、どうなるでしょうか?
気泡の一つに水や湿気が入ってしまったら、気泡を通じて水や湿気が、外壁から内側まで浸透してしまいます。
壁内に水や湿気が入ってしまうことは、断熱材にカビが生えたり、建材を腐らせたりで良いことはありません。
外壁は雨露や湿気を防ぐ為のものなのに、その役割を果たせないものだと意味を成しませんよね。
他メーカーの軽量気泡コンクリートは、気泡が繋がっているものもあるので、防水塗装で水や湿気を防ぐしかないんです。
その点、積水ハウスのダインコンクリートは、気泡がそれぞれ独立した構造なので、壁内に水分や湿気が浸透してしまうことはありません。
万が一、何かの理由で防水塗装がハゲても、ダインコンクリート自体が水や湿気を通さないので安心だということです。
凍害にも強い
コンクリート内部の気泡に水が溜まると、極寒の時期には水が凍って膨張し、内部からコンクリートを破壊します。
ここでも、ダインコンクリートの独立気泡のメリットが生かされています。
気泡が一つ一つ独立したものであれば、内部まで水が浸透することはありませんし、凍害によってコンクリートにダメージを与えることはありません。
積水ハウスの実験でも、ダインコンクリートを凍結と融解を1サイクルとして300回繰り返す検証を行いましたが、破損することなく、10%の質量減にとどまったということです。
厳しい環境にさらされても、ほとんど劣化しない凍結に耐える強さが証明されたわけです。
火事にも強い
木造住宅が火事になってしまった場合、その燃焼温度は
1,200℃にもなると言われています。
その場合、3m離れたお隣の住宅が受ける温度は、
約840℃。
そのような高熱を受けてしまえば、ひとたまりもなく、隣接した住宅も一緒に燃え尽きるでしょう。
ダインコンクリートは、例え外部から840℃の炎を受けたとしても、裏側の温度は100℃以下に抑えることができる耐火性能を持っています。
100℃以下なら居室内にダメージを受けることも少ないでしょうし、火が回る前に消防車が火を消し止めてくれるでしょう。
ダインコンクリートの高い耐火性能の秘密は、「燃えない原料を基につくられている」ことと「独立気泡」であること。
独立気泡の一つ一つの空気の気泡が、熱を遮断する役割を果たすことや、鉱物のように熱に強い性質をもつトバモライト結晶の仕組みを、うまく利用しているのですね。
ダインコンクリートを炎にさらしても有毒ガスの発生もありませんし、破裂もない。
そんな優れた、耐火性能や防火構造は、国土交通大臣の認定も受けているそうですよ。
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どのような外壁塗装処理をしているの?
ダインコンクリートそのままでも、耐久、耐火、防水、耐凍などオールマイティーな性能を発揮できるものの、やっぱり何十年と外壁性能を維持し続ける為には、塗装処理は欠かせません。
積水ハウスでは、「タフクリア-30」と総称される4層の塗装処理を行っています。
ダインコンクリートの上には防水塗装、着色塗装、高耐候クリア塗装、超親水塗装or光触媒塗装の順番に処理が行われていきます。
これらの塗装処理で、従来の外壁の塗り替え時期(約15年)を大幅に上回る30年というメンテナンスサイクルを可能にしているとのこと。
15年っていう月日は長いようで、とても短いもの。
15年のサイクルで色あせ、汚れによって外壁の塗り直しとなると、手間やメンテナンス費用等、けっこう大変なんですよ。
※2階建延床面積30~45坪の住宅で、一般的な外壁塗装費用は約100万円
それが、2倍の30年になるのですから、かなり助かりますよね^^
外壁塗り直し寿命の進歩は、紫外線や熱による着色塗装の色あせを抑える塗装技術「高耐候クリア塗装」のお陰なんだそうです。
さらに、外壁をいつまでも美しく、新築同然の様相を保てる塗装として、光触媒塗装も用意されています。
積水ハウスの光触媒塗装を「ハイブリッド光触媒仕様」と呼んでいますが、これは太陽の光が当たるだけで、藻やカビの繁殖をおさえたり、外壁に付着した汚れや大気中の有害物質を分解してくれるものなのです。
例え汚れが付いたとしても、自然の雨でキレイに洗い流してくれる親水性の塗装なので、メンテナンスは不要ですよ。
他に光触媒まではいらないという方のために、親水性だけの機能を持たせた防汚塗装もあります。
親水性というのは、大気中の水分が外壁と馴染んで、表面に水の膜を作るんです。
この水膜が静電気を抑えるので、汚れがつきにくく、また汚れが取れやすいので、雨で自然に落としてくれる機能なんです。
やむを得ず、「日の当たりにくい土地に新築することになった」
「予算の都合で、光触媒塗装を断念」
という場合は光触媒を外した超親水作用の塗装を検討しても良いでしょうね。
※「ハイブリッド光触媒塗装」⇒「親水作用」+「分解作用」
「超親水性塗装」⇒「親水作用」のみ
ちなみに、外壁塗装は約30年のメンテナンスサイクルとなっているとお伝えしましたが、外壁と外壁をつなぐ「目地」部分も約30年の寿命を実現しています。
外壁塗装は、長期塗り替え不要としておきながらも、目地材の寿命はそれより短かかったというメーカーも存在します。
目地材を取り替えたり、打ち替えたりするために足場を組んだりしますが、足場を組むだけで数十万もかかると言われています。
どうせなら、外壁塗り替えと一緒に目地材も取り替えられるメンテナンスサイクルの方がいいですよね。
その点、積水ハウスなら安心ですよ。
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